アメリカ大学スポーツの最高峰、NCAAのDivisionⅠ(ディビジョン1)でプレーすることはアメリカ国内の学生のみならず、世界中の学生アスリートの憧れです。
NCAAとは?
NCAA (National Collegiate Athletic Assosication)は、1900年代初頭に発足した100年以上の歴史を誇るアメリカ最大の大学体育協会です。
現在は、大学の規模や種目数、奨学金の差などからDivisionⅠ、DivisionⅡ、DivisionⅢの3ディビジョンに分けた競争が行われており、すべてのディビジョン合わせて90以上のカンファレンス(地区)、1100校を超える大学が加盟しています。
DivisionⅠ(ディビジョン1)
先に書いたように、NCAAでは各ディビジョンを「大学の規模」「体育会の規模」「種目数」「奨学金の数」などで分けているため、日本の大学スポ―ツのように、「1部と2部の入れ替え」みたいなものはありません。
つまり、ディビジョン2や3のチームでもディビジョン1のチームより強いチームもあります。
ただし一般的には、テレビ中継などがあり、より競争力のある選手が集まるのがディビジョン1となります。バスケットボールやアメリカンフットボールの試合は、アメリカではプロスポーツに並ぶ人気競技で、テレビ中継も全米規模で行われます。
もちろん、あくまでアマチュアスポーツであり学校の部活動ではあるので、ディビジョン2や3でプレーすることも非常に有意義なことですし、競技力によってはそれらのチームでプレーする意味も大いにあります。
一方で、より高いレベルでのプレーを目指したいという学生アスリートにとっては、やはりNCAA ディビジョン1は目指したい場所です。
DivisionⅠでプレーするためには?
アメリカの大学スポーツでは文武両道が求められます。実はスポーツだけをしていればいいわけではなく、どの体育協会でも必ず「学業面」での基準をクリアすることが試合に出るための条件となっています。
特にNCAAのディビジョン1は厳しい学業面での条件を設定しています。詳しくは公式ホームページをご確認いただきたいですが、簡単にまとめると、在学中に、
- 卒業に向けて2年次までに40%、3年次までに60%、4年次までに80%の単位を取り終えている必要がある(NCAAディビジョン1)
- 大学の卒業基準のGPA以上を維持する必要がある(NCAAディビジョン1)
試合に出るためには以上の条件をクリアし続ける必要があります。
1年次のプレーにはSAT・ACTのスコアが必要?
さらに留学生にとって厳しい条件なのが1年次の学業面での基準です。
NCAAのディビジョン1で1年次からプレーするためには、
- 高校時代に必要な科目を履修する
- GPA 2.3以上(日本で5段階評定で3.3以上)が最低条件
- SAT、またはACTを受験してそのスコアとGPAの条件
簡単にまとめると以上の条件をすべてクリアする必要があります。
特に難しいのがSAT・ACTというアメリカの高校生が受験する試験のスコアが必要になる点です。
これらの試験はもちろん英語で行われる試験で、アメリカの学生でも高得点を取るのは難しい試験です。
SAT・ACTのスコアに関しては、高校の成績次第で必要なスコアが変わります。(詳しくは公式ホームページをご確認ください。)高校の成績が高いほどSATやACTのスコアが低くてもOKで、成績が低いと試験のスコアも高い点数が必要となります。
このSATやACTのスコアをクリアすることが留学生にとって高いハードルとなります。
SAT・ACT不要でNCAA DivisionⅠを目指す方法
弊社では、SATやACTを受験することなく、最終的にNCAAのディビジョン1を目指す方法として、まずはアメリカのコミュニティカレッジ(2年制大学)から留学をスタートする方法をおすすめしています。
実は、コミュニティカレッジでプレーするためには、高校の成績やSAT・ACTのスコア提出は必要なく、比較的プレーのハードルは低くなっています。
さらにNCAAでは2年次以降のプレーに関してはSAT・ACTのスコアを提出する必要がありません。
つまり、まずはコミュニティカレッジで1年か2年プレーしてアメリカでの実績も積んでいき、ディビジョン1のチームからスカウトや奨学金のオファーを受ける。この方法であればSATやACTの受験不要でディビジョン1でのプレーを目指すことができます。
コミュニティカレッジでのプレーについて詳しくはこちらのページ(なぜアメリカ大学アスリート留学はコミュニティカレッジからスタートが良いのか?)をご覧ください。
アメリカの大学でプレーする
もちろん上記のようなステップでNCAAのディビジョン1でプレー、そして活躍できれば最高ですが、ディビジョン1の大学には限りがあり、活躍できる選手もほんの一握りです。
もちろん、活躍できる可能性がある選手には上は目指してほしいですが、ディビジョン1でプレーするだけがアメリカ大学スポーツではありません。
自分の競技レベルや奨学金のオファー状況などに応じて、ディビジョン2やNAIAなど他の体育協会も十分アメリカ大学スポーツを楽しめる場所です。
これからアメリカの大学でプレーしたいという方にとってアメリカの大学でプレーする時間というのは人生においてもかけがえのない時間になるはずです。
もし、アメリカの大学でプレーしたいという方は、もちろん弊社でサポートさせていただければ嬉しいですが、弊社以外のエージェントもたくさんあります。ご自身で大学を見つけていくことも可能です。ぜひ一番良いと思ったスタートを切って、最高のアメリカ大学生活を送っていただくことを願っています。
もし弊社の話も聞いてみたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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