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半年だけの海外大学留学、実現できる?
現在、日本の大学に在学中の方や社会人の方の中には、「半年間だけ海外の大学に留学してみたい」と考える方も多くいらっしゃいます。
しかし実際には、日本と海外(特にアメリカ)の大学では学期の開始・終了時期が大きく異なるため、「ちょうど半年」という留学プランがうまくハマらないケースも珍しくありません。
そんな中、比較的日本のスケジュールと合わせやすいのが、アメリカの**クォーター制(4学期制)**を採用している大学です。
中でも、**学費がリーズナブルで柔軟な履修が可能なコミュニティカレッジ(公立2年制大学)**は、半年留学を希望する方に特におすすめです。
なぜアメリカのクォーター制大学が半年留学に最適なのか?
アメリカの大学には大きく分けて、2つの学期制度があります。
- セメスター制(2学期制)
- クォーター制(4学期制)
それぞれの違いと、半年だけの大学留学におすすめなのがなぜクォーター制なのかをご説明します。
セメスター制(2学期制)とは?
アメリカの多くの大学が採用しているのがこのセメスター制です。一般的なスケジュールは次の通りです:
- 【秋学期】8月後半~12月中旬
- 【春学期】1月後半~5月中旬
- 【夏学期(任意)】6月~8月頃
1学期は約16週間と長く、年間2学期+補助的な夏学期という構成になります。
クォーター制(4学期制)とは?
一方、ワシントン州やオレゴン州などアメリカ西海岸の大学に多いのがクォーター制です。年間のスケジュールは以下のようになります:
- 【秋学期】9月中旬~12月中旬
- 【冬学期】1月上旬~3月中旬
- 【春学期】4月上旬~6月中旬
- 【夏学期】7月~8月(短期)
各学期は約11週間と短めで、1年間で最大4つの学期に分かれています。
半年だけの大学留学にはクォーター制がぴったり!
セメスター制の場合、「半年間」では1学期(16週間)のみの履修となってしまいます。
しかしクォーター制なら、**11週間×2学期(=約22週間)**の履修が可能。学びの量・密度ともに充実した半年留学が実現できます。
さらに、日本の学年スケジュールにも合わせやすいという利点もあります:
- 春から半年留学 → 春学期+夏学期(4月〜8月)
- 秋から半年留学 → 秋学期+冬学期(9月〜3月)
このように、日本の在学スケジュールと無理なく組み合わせられる点も、クォーター制が半年留学に適している理由です。
なぜコミュニティカレッジが半年留学に最適なのか?
半年だけの大学留学を実現する上で、アメリカの**コミュニティカレッジ(公立2年制大学)**は非常に柔軟な選択肢です。特に英語力や学歴、期間に応じて多様な留学パターンに対応できる点が魅力です。
ここでは、「英語力がある場合」「英語力がない場合」の2つに分けて、コミュニティカレッジでの留学の特徴をご紹介します。
【英語力がある場合】TOEFLスコアで直接大学課程へ!
多くのコミュニティカレッジでは、留学生向けにTOEFLやIELTSなどの入学基準を設定しています。基準を満たしていれば、現地の学生と同じように大学課程(College Level)の授業を1学期目から履修可能です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください:
👉 アメリカ・コミュニティカレッジに必要なTOEFLスコア
【TOEFL不要のチャンスも!】現地テストで進学可能な大学も
学校によっては、渡米後に実施される**Placement Test(プレイスメントテスト)**の結果によって、TOEFLやIELTSのスコアを提出せずに大学課程への進学が可能なケースもあります。
【英語力がまだ不安な方へ】ESL・語学プログラムからスタートも可能
英語力にまだ自信がない場合でも、ほとんどのコミュニティカレッジでは、**ESL(English as a Second Language)やIEP(Intensive English Program)**などの語学コースを開講しています。
大学課程の履修はできませんが、現地での生活や文化に触れながら、集中的に英語を学べるというメリットがあります。
このように、英語力の有無にかかわらず、柔軟に対応できるのがコミュニティカレッジの大きな魅力です。半年留学を成功させるための最適な環境が整っています。
コミュニティカレッジをおすすめする3つの理由
半年間の大学留学において、**コミュニティカレッジ(公立2年制大学)**は非常におすすめです。
大学課程への留学でも、語学プログラムからのスタートでも、コミュニティカレッジならではの魅力があります。
ここでは、特に大切な3つのポイントをご紹介します。
① 学費がリーズナブル
アメリカの4年制大学は、大学課程・語学プログラムともに学費が高額な傾向にあります。
有名大学での留学も非常に価値ある経験ですが、「半年間だけ」「コストを抑えて」という方には負担が大きくなる場合も。
その点、コミュニティカレッジは学費が比較的安く、授業料+生活費を抑えながらもしっかり学べるのが大きな魅力です。
中には図書館やスポーツ施設など、思った以上に設備が充実している学校も多く、満足度の高い留学生活が送れます。
② 少人数クラスで学びやすい
コミュニティカレッジの多くは少人数制の授業が基本。
教授やクラスメートとの距離が近く、質問しやすい・発言しやすい環境が整っています。
特に語学力を高めたい方や、初めて海外の授業を受ける方にはこのアットホームな雰囲気が安心です。
4年制大学では大講義形式の授業も多いため、より参加型の授業を望む方にはコミュニティカレッジがぴったりです。
また、短期留学では高度な専門科目(Upper Division)を履修することは少なく、履修できる内容は4年制大学と大差ありません。
③ 入学基準が比較的やさしい
「大学課程で授業を受けてみたいけれど、TOEFLスコアに自信がない…」という方にも、コミュニティカレッジはおすすめです。
多くの4年制大学がTOEFL 80点以上(高いところでは100点以上)を要求する中、
コミュニティカレッジの多くはTOEFL 61点前後で入学可能。TEAM Sugi紹介校の中にはTOEFL 46点以上で入学できる学校もあります。
入学のハードルが低めな分、大学課程を体験するチャンスを得やすいのがコミュニティカレッジの強みです。
だと100以上必要という学校もあったりしますが、コミュニティカレッジはほとんどが61以上、弊社紹介校では46以上という大学もあります。
4学期制のコミュニティカレッジ
ワシントン州
- エバレットコミュニティカレッジ(学生寮あり!新しい設備が多く人気の1校)
- ショアラインコミュニティカレッジ(学生寮あり!キング郡にある自然豊かなキャンパス)
- ベルビューカレッジ(学生寮あり!4年大編入におすすめの1校)
- シアトルカレッジ(3つのキャンパスがあるシアトルの人気大学群・ワシントン州)
- シアトルセントラルカレッジ(シアトルの中心地にある都会の1校)
- ノースシアトルカレッジ(シアトルの北にある街と自然を感じられる1校)
- サウスシアトルカレッジ(シアトルにある1校!様々な専攻がある)
- ピアースカレッジ(学生寮あり!郊外に2キャンパスを構える人気校)
- サウスピュージェットサウンドコミュニティカレッジ(郊外のカレッジとしては人気の高い1校)
- クラークカレッジ(ポートランドへ車で15分ほど!コロンビア川河口近くのカレッジ)
オレゴン州
- レーンコミュニティカレッジ(学生寮あり!カレッジタウンにある人気の1校)
- チェメケタコミュニティカレッジ(オレゴン州の州都にあるカレッジ!滞在費が良心的!)
まとめ:半年だけの大学留学なら、クォーター制のコミュニティカレッジが最適!
「半年だけ海外の大学に行ってみたい」「日本の大学や仕事の都合で、短期間しか留学できない」
そんな方にとって、アメリカ西海岸のクォーター制コミュニティカレッジは、スケジュールの柔軟さ・費用面・学びやすさの3拍子がそろった最適な選択肢です。
- クォーター制なら11週×2学期で半年留学が可能
- コミュニティカレッジなら学費がリーズナブル
- 英語力が不安な方も、ESLや現地テストによる入学が可能
「まずは短期間でもアメリカの大学生活を体験してみたい」という方は、ぜひこの半年留学プランを検討してみてください。
4年制大学もTEAM Sugi
TEAM Sugiでは、コミュニティカレッジの他にUniversity(4年制大学)もご紹介しています。
世界ランキングの登場する有名校から奨学金(スカラシップ)を利用してリーズナブルに通える学校までアメリカ国内から厳選した大学への留学をサポート。
4年制大学にもクォーター制(4学期制)や英語集中プログラム(ESL)は期間が短く、短期留学におすすめの大学があります。
クォーター(4学期)制のUniversity
- Central Washington University(ワシントン州)
語学留学におすすめのUniversity
- California State University, Fresno(カリフォルニア州)
- Southern Utah University(ユタ州)
- Colorado State University(コロラド州)
- University of Nebraska Omaha(ネブラスカ州)
- Southeast Missouri State University(ミズーリ州)
- Murray State University(ケンタッキー州)
詳しくはTEAM Sugi 社内4年制大学留学専門サイト(アメリカ大学留学)をご覧ください。
