目次
アメリカ大学留学とは?
目的
今回のテーマである「アメリカ大学留学」とは、高校卒業後の進路としてアメリカの大学に留学し、学位取得を目指すことです。日本の大学で取得できる学位として、
- 短期大学士(短大卒)
- 学士(大学卒)
- 修士(大学院修士課程)
- 博士(大学院博士課程)
などが挙げられますが、同じようにアメリカ大学留学でもこれらの学位の取得を目指します。
予想すべき費用
アメリカの大学へ留学する際に予想すべき費用としてしては以下のもの挙げられます。
- 学費・教材費・保険代
- 滞在費(寮費・アパート費)
- 生活費(食費・移動費など)
- 個人的な支出(買い物・旅行など)
大学の種類は、
- 州立大学 (Public University)
- 私立大学 (Private University)
- 公立2年制大学 (Community College)
- 私立2年制大学 (Junior College)
などに分けることができます。
日本と同様に、比較的州立(公立)大学の方が学費は安く、私立大学の方が学費は高い場合傾向があります。
州立大学は日本の国公立大学とは少し異なり、州内出身の学生は州内料金(In-State-Tuition)で学費が安く、州外(留学生を含む)の学費が高い場合がほとんどです。アメリカの大学卒業を目指す留学生にとって、大学を選ぶ上で、学費は最初にチェックすべきポイントの一つです。
詳しい学費の例などについてはこちらのページ(コミュニティカレッジの学費は本当に安いのか?)をご覧ください。
必要な英語力
アメリカの大学では基本的に授業は英語で行われます。
したがって授業を受けるために一定の英語力が必要とされます。各大学によって基準は異なりますが、入学の際には事前に英語力を証明する必要があります。
通常、この英語力の証明にはTOEFLやIELTSといった英語試験が利用されます。University(4年制大学)への入学を目指すのであれば、基準が低いところでもTOEFL iBTで61点以上、基準が高いところだと80点や100点以上を求められる大学もあります。
近年ではDuolingo English Testという自宅のパソコンで受験できる英語試験を入学基準として採用している大学が増えてきました。
英語力不要の抜け道
「留学するだけの英語力がない」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、実は、TOEFLやIELTSの基準をクリアしなくても大学へ留学できる抜け道があります。
「集中英語プログラム(ESL)」がある大学に留学するという方法です。
このESLとは、大学が求める英語力に到達していない留学生向けに、アメリカの大学に留学した後で英語の授業を行うプログラムです。
大学に通いながら、学生として英語を勉強できるメリットがあります。通常初級レベルから上級レベルまで英語の習熟度別に4~6段階にクラスが分けられ、一番上の上級レベルのクラスをクリアすると次の学期からTOEFLやIELTS不要で大学課程のクラスを受講できるようになります。
ESLについての詳しい説明は以下のページをご確認ください。
ちなみに、このESLの授業は大学課程の単位としては認められません。つまり、いつまでもESLを取っていると、大学に在籍する期間だけが長くなり、費用もかかることになります。
留学生へのサポート
アメリカではそれぞれの大学に留学生用のオフィスというのがあり、留学生専用のスタッフがいます。
オフィスの大きさは大学によって異なりますが、基本的に相談などはこちらのオフィスに行くことになります。留学生へのサポートとしては、渡米後のオリエンテーション、進路についての相談(大学のアドバイザーに相談する場合もあり)、出入国関係のサポートなどがあります。留学生に対するサポートのプロフェッショナルなので、わからないことがあった際にはとても頼りになります。
格安&節安で留学する方法
いよいよ本題の格安でアメリカの大学へ通う方法をご紹介します。弊社では、比較的費用の安いコミュニティカレッジ(公立2年制大学)にまずは大学2年分通い卒業。その後3年次から4年制大学へ編入するという方法をおすすめしています。
1,2年次にコミュニティカレッジへ通う
コミュニティカレッジとは?
アメリカの大学にはコミュニティカレッジと呼ばれる公立の2年制大学が数多くあります。日本的に考えると短期大学に近いように思われますが、実は少しシステムが異なります。
日本では短大から大学に編入する人はあまり多くないですが、アメリカのコミュニティカレッジでは、最初から4年制大学への編入を目的として入学する学生がたくさんいます。
弊社で紹介しているカレッジのデータでは、4年制大学を卒業したアメリカ人の約45%が何らかの形で過去にコミュニティカレッジへ通っていたというデータがあるそうです。留学生だけでなく、アメリカ人でも編入は比較的一般的なことのようです。
編入以外の目的では、2年制大学卒業した後すぐに就職を考えている人向けのキャリアプログラムもコミュニティカレッジの特徴の一つです。これは日本の短大や専門学校に近いシステムです。
コミュニティカレッジのみ卒業を目指すキャリアプログラムについては、こちらのページ(コミュニティカレッジの職業訓練コースとは?)をご覧ください。
コミュニティカレッジとは、
- 4年制大学へ編入するために1,2年次の授業を受けるプログラム
- 日本の短大や専門学校のように卒業したらすぐ働く人向けのプログラム
上記のような2つの役割がある2年制大学となります。
コミュニティカレッジ vs 4年制大学
学費
コミュニティカレッジへ通う1番のメリットとして学費の安さがあげられます。一般的に、コミュニティカレッジと4年制大学ではコミュニティカレッジの方が学費が安いと言われています。
例えば、弊社で紹介しているレーンコミュニティカレッジと同じオレゴン州ユージーン市にあるオレゴン大学の学費を比べてみたいと思います。
今回の比較では、4学期制のコアである秋、冬、夏の3学期の費用で比較します。(費用は2018年1月現在参考)
まず、レーンコミュニティカレッジの授業料です。
- 1学期(12-18単位)の授業料$3,500
- 年間3学期で$10,500
次にオレゴン大学の授業料です。留学生は州外の生徒になりますので、その授業料が
- 1学期15単位で$11,445
- 年間3学期で$34,335
純粋に授業料だけを比較すると、同じ3学期でも約23,835ドル(1ドル=110円計算で約262万円)もレーンコミュニティカレッジの方が安いことになります。
同じ地域の大学に通い、最終的にはオレゴン大学を卒業するとしても、1,2年次をレーンコミュニティカレッジに通ったほうがかなり授業料を節約することができます。
学費について、さらに詳しくはこちらのページ(コミュニティカレッジの学費は本当に安いのか?)をご覧ください。
授業の差
これだけ授業料に差があると授業の質に差があるかと考えるかと思いますが、そこまですごい差があるわけではありません。
特にアメリカの大学の1,2年次の授業は一般教養(General Education Course)と呼ばれ、自分の専攻の専門的な授業を習うのではなく、かなり幅広い分野の授業を受けることが多いので、コミュニティカレッジの授業でも十分と言われています。
逆に、コミュニティカレッジは少人数クラス(1クラス15人~20人ほど)の授業が多い為、先生との距離も近く、コミュニケーションも取りやすいため授業も受けやすい環境と言えます。
コミュニティカレッジからスタートする場合、まずはコミュニティカレッジで一般教養を終わらせて、3年次からより設備の整った4年制大学で専門課程を学ぶという選択になります。
施設の差
施設の面では圧倒的に4年制大学の方が良い場合が多いです。
一般的になので異なる場合もありますが、4年制大学は図書館が広く、また24時間利用できて、授業以外でも勉強できる環境が整っている場合が多くあります。
また、運動施設、体育施設などかなり充実している場合が多く、大学スポーツが盛んなアメリカでは、運動部の応援も留学の醍醐味の一つで、4年制大学はその点では圧倒的に充実している場合が多いです。
食堂やカフェといった面でも、4年制大学の方がかなり充実している場合があります。
施設面では、コミュニティカレッジが劣っているというよりも、アメリカの4年制大学がかなり充実しているといったほうが良いかと思います。
もちろん、各コミュニティカレッジにも、24時間オープンではありませんが自学できる図書館もありますし、ちょっとしたカフェなどはあります。ものすごくよい施設を求めているわけでなければ、コミュニティカレッジでも十分快適な大学生活は送ることができます。
コミュニティカレッジの入学方法
コミュニティカレッジへの入学手続きには、
- 英語力の確認
- 残高証明書の準備
- 高校の成績表(卒業見込み証明書)
- 入学手続き料(40~80ドルほどが多い)
- 入学願書の準備
学校のよって多少異なりますが、以上の書類や条件を準備できれば手続きを行うことができます。
すべて英語での手続きになりますので、手続きが難しい、または、本当にうまくいくか不安という場合もあるかと思います。そういった場合には、弊社提携校でしたら無料で手続きを行うことができますので、ぜひご利用ください。
格安&節約でおすすめのコミュニティカレッジ
弊社の提携校の中から、滞在方法別に、学生寮、ホームステイで格安&節約して留学することができるオススメのコミュニティカレッジをご紹介します。
滞在方法:学生寮
レーンコミュニティカレッジ(オレゴン州)
学生寮が大学でオススメなのがレーンコミュニティカレッジです。寮の費用も他の寮付きのコミュニティカレッジに来れば比較的安価。また同じ市内にオレゴン大学があるため、カレッジタウンとして活気があります。
滞在方法:ホームステイ
サウスピュージェットサウンドコミュニティカレッジ(ワシントン州)
ホームステイでオススメなのがサウスピュージェットサウンドコミュニティカレッジです。ワシントン州の州都オリンピアにある大学で、シアトルから車で1時間ほどの場所にあります。ワシントン州のコミュニティカレッジは学費にあまり大きな差はありませんが、少し中心地から離れている分、ホームステイ費用はこちらの大学が一番安価なようです。
奨学金(スカラシップ)がある4年制大学へ留学する
TEAM Sugiでは、高校の成績や英語条件に応じて1年次から学費や寮費が一部免除になる4年制大学を数校ご紹介しています、
こちらの奨学金を利用すると、かなり格安で1年次から4年間アメリカの4年制大学に留学できます。
詳しくは以下の弊社内4年制大学専門サイトをご覧ください。
- 奨学金(スカラシップ)・授業料一部免除でアメリカの大学に留学しよう!
- モアヘッド州立大学(Morehead State University・ケンタッキー州)
- サザンユタ大学(Southern Utah University・ユタ州)
- サウスイーストミズーリ州立大学(Southeast Missouri State University・ミズーリ州)
- ジャクソンビル州立大学(Jacksonville State University・アラバマ州)
TEAM Sugi の留学サポート
TEAM Sugiでは、弊社紹介校への
- 入学申請
- 学生ビザ申請
- ハウジング申請
など渡米までに必要な手続きをスタンダードプランにて手数料無料でサポート!
留学へのFirst Step
TEAM Sugiは、当サイトでご紹介している各コミュニティカレッジの日本正規代理店。
まずは以下のボタンから弊社までお気軽にお問い合わせください。
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4年制大学もTEAM Sugi
TEAM Sugiでは、コミュニティカレッジの他にUniversity(4年制大学)もご紹介しています。
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詳しくはTEAM Sugi 社内4年制大学留学専門サイト(アメリカ大学留学)をご覧ください。